日記

作品ノート&秋田のリサーチ

私の病める舞姫

さて、いよいよ「私の病める舞姫」です。僕の方が秋田にいないのと、前述のソロがあったので、これから本格的に稽古に突入します。参加者の方々はほとんどが社会人なので、時間も限られますが、限られた時間の中で粘り強く作品を作っていきたいと思っています。楽しみです。

それと僕の最近の作品タイトルに「私の」がつくものが多いです。これは偶然ではなく、きっと、私という個に興味があるのだと思います。現代社会において、ある場所や体験、時間をかけて何かを皆で共有することよりも、孤独で強靭な一人の個として、シェアし、シェアされる方が、私たちに適しているのではないかと思ったりしています。何か「私たち」となると途端に信用ならないものになる感覚が私にはあります。ただ、その「私」もあってないようなもので、いや、ないのでしょう。私の記憶も、故郷も。その私が揺らぐ作品が作りたいのだろうと、思いました。